IoT、AIで世の中はどう変わっていくか。そしてストレージメディアはどう変革すべきか -IDEMA JAPAN-

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Symposium / フォーラム

IoT、AIで世の中はどう変わっていくか。そしてストレージメディアはどう変革すべきか

 米中貿易戦争により世界経済が混沌とした状況に置かれた今、2020年ごろに実用化が見込まれる第5世代移動通信システム(5G)、急速に進化する人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、ロボットなどのデジタル技術を活用して、持続的に成長可能なビジネスモデルを構築できるかどうかが問われています。このビジネスモデルを構築するためにはデータを支える技術が必要であり、革新的なストレージがデジタル変革時代を支えると言っても過言ではありません。これらのデータを処理するためには大容量だけを売りにしたストレージでは不適切であり、大容量かつ高速な処理を可能にするストレージが必要です。特に最近では「エッジコンピューティング」というコンセプトが注目を集めています。エッジコンピューティングとはユーザーにより近いところにストレージ等のコンピューターを配置し、クラウドと連携することでパフォーマンスを向上し快適なIoTサービスを提供するというものです。IDEMAでは、これからのデジタル変革時代、業界動向を追うことはもちろん、ストレージの重要性についても着目し、今回の国際ディスクフォーラムを企画いたしました。
講演者や出席者同士の情報交換ならびにネットワーク作りにもご活用いただけるかと思いますので、皆様のご参加をお待ちしております。
1日目、終了後には懇親会を開催いたしますので、幅広い人脈の構築、情報交換等にお役立てください。

日 時
2019年7月25日(木)〜7月26日(金) 7月25日(木)10:30-17:00(終了後、懇親会) /7月26日(金)10:30-17:00
場 所
大田区産業プラザ  4階コンベンションホール

東京都大田区南蒲田1-20-20 地図
京浜急行「京急蒲田」駅より徒歩約3分
※京浜急行の下り線高架化により、2012年10月21日から踏切が無くなりました。
※会場は、複合施設のため他のお客様も利用されます。
 電車などの公共交通機関でお越しくださいます様お願いいたします。

     
参加費
IDEMA会員 一般(非会員)
7月25日(木)または7月26日(金)のみ 35,000円 70,000円
7月25日(木)と7月26日(金)の両日 50,000円 100,000円
複数参加オプション 3,000円

※ 2012年度より、印刷資料の配布はしておりません。
  Webにて事前に資料を公開いたします。
  各自必要な方はダウンロードし印刷してご持参ください。
  資料をアップしましたら、お知らせいたします。
  フォーラム開催日の1週間前ぐらいに別途、メールでご連絡させていただきます。
資料閲覧は参加される方、限定のお知らせです。
 参加されない方への資料転送、複写はご遠慮ください。

2019年7月25日(木) 1日目

10:30-10:40

開催挨拶

IDEMA JAPAN 会長
熊沢忠志 氏
10:40-11:20

The 3G that still matters
Data Growth, Gravity,Governance

<資料> ご講演後、最新資料アップしました!(7/26) Seagate Technology
Product Development
Vice President
Christopher Woldemar 氏

Seagate is involved in the optimization of storage in the public cloud and the rise of hyperscale's move to the edge. Innovation enabling storage density allows new applications to be developed, which in turn enables more data growth. Secondarily, as the size of data increases we need to ensure that data is available at the right location, at the right tier, and at the right performance requirement for the application.? This metric of data gravity requires knowledge of data flow, data usage and access, and most importantly service level requirements to ensure a software defined world can meet their customers' expectations.? As data moves closer to the user to improve performance and experience, data governance becomes even more critical to ensure personal information, mission critical data, and trusted policies are adhered to.? We at Seagate are excited to discuss and collaborate on these three pillars.

11:20-12:00

コンシューマ分野におけるストレージメディアの変遷とデータ利活用、データアーカイブの今後

<資料> 新しい資料アップしました!(7/24) 株式会社 アイ・オー・データ機器
代表取締役会長
細野昭雄 氏

加速する技術革新の下、それらを意識することなく、どのようにうまく付き合い利用していくべきか、真にユーザーが求める製品やサービスはどのようなものかをユーザー目線で検討する。 5Gの登場、AI・IoTの社会実装が進む中、世代や利用シーンに応じた様々なストレージ(DAS、NASならびにフラッシュ、オプティカルディスク等)の将来像をこれまでの業界経験をふまえ予想する。

12:00-12:50

昼食休憩

12:50-13:30

The Evolving Enterprise Memory / Storage Hierarchy at the Core and Edge

<資料> 新しい資料アップしました!(7/22) International Data Corporation
Research Vice President
John Rydning 氏

The memory/storage hierarchy is a well-known model that depicts the layers of various memory and storage media used in enterprise server and storage systems. Yet, the memory/storage hierarchy is not static, and it has changed significantly over the past 10 years driven by new storage technologies, storage cost reductions, and changing enterprise datacenter performance demands. Looking into the future, how will the demand for DRAM, SSDs, HDDs, tape, and newer storage technologies evolve? In this presentation, Mr. Rydning will review how the enterprise memory/storage hierarchy has changed over time, and share IDC's insights and expectations on how the memory/storage hierarchy in the enterprise StorageSphere will continue to evolve over the next 5 years at the core and at the edge.

13:30-14:10

ビッグデータとともに拡大する光ディスクアーカイブ

<資料> 新しい資料アップしました(7/19) 株式会社 ふじわらロスチャイルドリミテッド
エグゼクティブディレクター
松本郁夫 氏

光ディスクストレージの長期保存性は、他のストレージで代替し難い特徴の一つであり、急拡大するアーカイブストレージマーケットにおいて必須要件として注目されている。 AI分析を目的とする膨大な画像・動画のビッグデータが急増しており、光ディスクストレージの特徴を最大限に活用するアプリケーションとして期待されている。光ディスクストレージの将来にわたる拡大基調を確実にするために、他のストレージの記録密度向上ペースを大きく上回るロードマップを示しうる記録技術の大革新が必要となっている。

14:10-14:30

休憩

14:30-15:10

Cyclicality of Cloud Storage Deployment on Enterprise HDD and SSD Demand

<資料> TRENDFOCUS, Inc.
Vice President
John Chen 氏

Cloud, or hyperscale companies have long driven the sharp growth in capacity enterprise HDD demand from a unit and exabyte basis; however, despite consistent long-term growth, the demand is highly variable when viewed on a quarterly or annual basis. In addition, the demand for SSDs going to the cloud has also recently grown to become a dominant factor in flash-storage cyclicality. This presentation seeks to highlight the factors driving the inconsistent growth patterns of hyperscale storage demand while challenging some assumptions widely held about the predictive capabilities of various metrics used to forecast cloud demand.

15:10-15:50

ウエスタンデジタルの考えるこれからのデータ管理手法

<資料> ウエスタンデジタルジャパン
ジャパン セールス
エンタープライズセールス ディレクター
首藤憲治 氏

ユーザーサイトにあるデータのコピーをデータセンターやクラウドで格納するデータ管理が一般的に現在では利用されているが、今後のネットワークの進化やエンドのITの進化を考えるとその距離による遅延が問題になってくる。それらの解決策や管理手法について説明する

15:50-16:10

休憩


パネルディスカッション


16:10-17:00
【モデレーター】
TRENDFOCUS, Inc. John Chen 氏

【パネリスト】
Seagate Technology  Christopher Woldemar 氏
International Data Corporation  John Rydning 氏
株式会社 ふじわらロスチャイルドリミテッド  松本郁夫 氏
ウエスタンデジタルジャパン  首藤憲治 氏

17:05-

懇親会 (4F Forum会場の隣)

2019年7月26日(金) 2日目

10:30-11:10

Holographic Data Storage

<資料> 新しい資料アップしました(7/22) 東京理科大学
研究推進機構 総合研究院
教授
山本学 氏

コールドストレージに適した低コストメモリとしてホログラフィックデータストレージが候補にあがっている。本発表ではクロスシフト多重記録法を採用して比較的小型の実験機を試作し、ユーザデータにおいて1TB/120mm disk相当の高密度化を検証した結果について述べる。

11:10-11:50

データ主義時代を支えるストレージシステム技術:これまでの躍動と今後の展望

<資料> 資料アップしました(7/24) 東京大学
生産技術研究所
准教授
合田和生 氏

過去20年間を振り返ると、ストレージシステムには、ストレージネットワーキング、フラッシュメモリ、多様な応用との融合等、新たな技術が次々と登場するに至った。ストレージシステムがこれ程大きく注目されたのは、情報システムの歴史の中でも特異的と言える。本講演では、ストレージシステム技術のこれまでの躍動を振り返ると共に、最近の学術研究や産業の動向を紹介し、ビッグデータ、人工知能と言ったブームが成熟を迎えるにあたって、ストレージシステム技術の今後の発展について展望する。

11:50-12:30

Nanostructure optimization of FePt-X based HAMR media: reduction of grain size and in-plane components

<資料>
英語でのご講演に変更いたしました
国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
人材部門 若手国際研究センター
ICYS-SENGEN ICYS研究員
王 建 氏

FePtグラニュラー媒体は次世代熱アシスト磁気記録媒体として注目されている。4 Tbit/in2を超える密度を実現するには、FePtの微細化、柱状構造の実現、磁化曲線の面内成分の低減、分散の低減など克服すべき問題がある。本講演では、磁化曲線のFePtの微細化と面内成分の低減について、最近の我々の結果を中心に報告する。

12:30-13:20

昼食休憩

13:20-14:00

グラニュラー媒体におけるマイクロ波アシスト効果
-MMM/Intermag Joint conferenceとあわせて-

<資料> 東北大学
多元物質科学研究所
菊池伸明 氏

CoCrPt系のグラニュラー薄膜を用いてマイクロ波アシスト実験を行った結果について述べる。約1kOeの振幅のマイクロ波磁場の印加によって、70%のアシスト効果の発現が観測された。あわせて、2019年1月に開催されたMMM/Intermagの様子についても報告する。

14:00-14:40

普及期に入るAIがもたらすデータ活用と運用の変化

<資料> 株式会社 FRONTEO
執行役員 技師長
野崎周作 氏

「AIが扱うのは本当にビッグデータなのか?」 2012年よりAIサービスを提供し続けながら、企業やユーザーのデータの取扱いの変遷を見てきた立場から、AIがビジネスの現場に及ぼす影響や効果を紹介する。また、AIの導入や運用時に起こるリアリティを通して、これからのAI社会に求められるストレージのあり方を考える一助となって欲しい。

14:40-15:20

監視カメラ業界が望むストレージとは?監視カメラ業界のストレージに関する現状・展望、不満と期待

<資料> ビデオテクニカ株式会社
代表取締役社長
住谷健 氏

監視カメラ業界が必要とするストレージの容量は、IT業界のそれと比較して非常に大容量のものとなる。 現状、HDDのみが容量の拡大と価格的適合性から監視カメラ業界での標準デバイスと成っている。 しかし、その冗長性は相も変わらずRAID5というHDDの容量が2TB位の時代から何も進歩していない。 監視カメラ業界に於いて何が必要で、何が足りないのか?どんなストレージが欲しいのか?についてお話したいと思う。

15:20-15:40

休憩

15:40-16:20

フラッシュストレージの概要と動向

<資料> SNIA日本支部
次世代不揮発メモリー分科会
分科会長
柿原俊男 氏

HDD互換のデバイスとして登場したフラッシュメモリーを利用したSSDの性能と構造的な特徴 (ウェアレベリング、ガベージコレクションなど)を紹介する。 また、SSDの登場によって生じた計算機環境の変化、LBA 以外のインターフェイスなど将来の技術動向や3D NAND及び最新の次世代不揮発メモリーの開発状況について述べる。

16:20-17:00

量子コンピュータの最新動向と展望

<資料> 産業技術総合研究所ナノエレクトロニクス研究部門
研究グループ長
文科省 光・量子飛躍フラッグシッププログラムQ-LEAP 量子情報処理領域
サブプログラムディレクタ
川畑史郎 氏

量子力学現象を情報処理に積極利用する量子コンピュータに対して、近年大きな注目が集められている。量子コンピュータを利用することで、因数分解・機械学習・量子化学計算を従来のノイマン型コンピュータよりも圧倒的に高速に処理することが可能となる。そのため、Intel, IBM, Google, Microsoftなどの世界的大企業がその商用化に向けた研究開発を行っている。また、最近では無料の量子コンピュータクラウドサービスもIBMによって提供されている。本講演においては、量子コンピュータの基礎から最新研究開発動向まで紹介する。さらに、ビジネス展開の可能性、商用化に向けた課題、磁性デバイス分野への期待についても言及する。

※講師・演題・講演時間など、変更になる場合がございます。あらかじめご了承願います。

■国際ディスクフォーラム2019参考展示 出展一覧 (順不同) 6/19現在

HDD/SSD
パビリオン
東芝デバイス&ストレージ株式会社
日本シーゲイト株式会社

アーカイブ
パビリオン
株式会社アイ・オー・データ機器
ソニービジネスソリューション株式会社
IDEMA JAPAN アーカイブ部会
一般参考展示
シシド静電気株式会社
デジタルデータソリューション株式会社
株式会社広田製作所

アカデミック
コーナー
愛媛大学大学院理工学研究科 情報ストレージ研究室
  「MRヘッド再生による三次元磁気記録における複数記録層の一括再生」
横浜国立大学大学院工学研究院 ナノ材料工学研究室
  「FePt合金薄膜のL10規則相の形成に及ぼす応力の影響」
工学院大学 磁性応用研究室
  「HDMRにおける高記録密度化のためのドットとBARの条件」