セミナー
2018年最新技術動向 情報爆発時代を支えるモノは?
インターネットをはじめとする情報社会の到来で、デジタルデータの量が爆発的に増える「情報爆発」と呼ばれる現象が起きている。身近な例として、FacebookやTwitterといったソーシャルネットワークサービスでは、各々6億人、1億人と言われるユーザーを抱え、日々ペタバイト規模のデータを処理するようになっている。また、証券・金融の分野やスマートグリッドなどにおいても、 膨大なアクセスログやセンサーデータを解析して活用する取り組 みも始まっている。当然のことながら、データを格納するためのストレージに対する需要は益々高まり、指数関数的に増えるデータの生成スピードに対応すべく、高速・大容量のストレージが求められており、ストレージ関連企業や大学では更なる超高密度記録を実現するための研究開発に力を注いでいる。
2018年10月のセミナーは、「2018年最新技術動向 情報爆発時代を支えるモノは?」をテーマとし、ストレージ関連企業や大学の最先端の研究者、ASRCの技術委員長、米国の著名なアナリストを講師に迎え、最新の研究開発動向、8月のTMRCでのトッピクス、9月の日本磁気学会での最新情報、市場動向について講演をして頂きます。
講演者や出席者同士の情報交換ならびにネットワーク作りにもご活用いただけるかと思いますので、皆様のご参加をお待ちしております。
終了後には懇親会を開催いたしますので、幅広い人脈の構築、情報交換等にお役立てください。
- 日 時
- 2018年10月19日(金) 13:00〜17:00(終了後、懇親会)
- 場 所
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日立金属・高輪和彊館
〒108-0074 東京都港区高輪4-10-56 地図
電話:03-3443-1717
<交通>
JR品川駅 高輪口より徒歩10分
- 参加費
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IDEMA会員 一般(非会員) 10月19日(金) 25,000円 50,000円
- 13:00-13:10
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開催挨拶
IDEMA JAPAN 会長
熊沢忠志 氏
- 13:10-13:50
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Where in the World is Storage in the Global DataSphere?
※資料アップしました(10/15) <資料>International Data Corporation
Research Vice President - Hard Disk Drives
John Rydning 氏How much storage capacity exists in the world today for HDDs, SSDs, NAND Flash, optical discs, and tape - and how much storage capacity will be installed by 2023? What type of data, and how much data will people and organizations store on these different storage technology products over the next 5 years? In this presentation, Mr. Rydning will share key insights from IDC's recently updated 2018 Global DataSphere research and highlight trends and opportunities for data storage industry participants.
- 13:50-14:30
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単一磁性体ドットにおけるマイクロ波アシスト磁化反転挙動
※資料アップしました(10/18) <資料>株式会社東芝 研究開発センター
バックエンドデバイス技術ラボラトリー
首藤浩文 氏マイクロ波アシスト磁気記録が次世代の磁気記録方式として注目されている。マイクロ波磁界を印加した際の磁性体の反転挙動を理解すべく。単一の垂直磁化磁性体ドットにおけるアシスト磁化反転挙動を実験的に調べた。円偏光マイクロ波磁界を用いた場合、マイクロ波磁界の回転方向と、磁化振動の回転方向が一致している場合にアシスト効果が得られた。また、マイクロ波磁界強度が大きい場合、マイクロ波磁界のみによっても印加磁化反転が起こることを示した。
- 14:30-15:00
休憩
- 15:00-15:40
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CoPtCr系グラニュラー薄膜におけるマイクロ波アシスト磁化反転
- TMRC2018を振り返りながら - <資料>東北大学
多元物質科学研究所
北上研究室
菊池伸明 氏現行の磁気記録媒体であるCoPtCr系のグラニュラー薄膜において、マイクロ波磁場によるアシスト実験の結果について述べる。振幅約1kOe、周波数18 GHzのマイクロ波磁場を印加することにより、50%以上の大きな保磁力低減効果がみられた。 8月にMilpitasで行われたTMRC2018の様子についても併せて報告する。
- 15:40-16:20
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ASRCでの最新ストレージ技術動向
※更新しました資料アップしました(10/19) <資料>情報ストレージ研究推進機構 日本技術委員長
東芝デバイス&ストレージ株式会社
ストレージプロダクツ先行技術開発部
竹尾昭彦 氏情報ストレージ研究推進機構(ASRC: Advanced Storage Research Consortium)では日米の産学連携により、HDDを中心としたストレージ技術の研究をすすめている。 本講演ではHAMR/MAMR/その他の高密度記録技術のASRCでの最新の技術検討についてHDD産業の最近の動向と併せて紹介する。
- 16:20-17:00
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SSD・フラッシュストレージデバイスの技術動向
※資料アップしました(10/17) <資料>
東芝メモリ株式会社
SSD事業部
フラッシュストレージ事業戦略部
参事
菅野伸一 氏HDD互換のデバイスとして登場したフラッシュメモリーを利用したSSDの性能と構造的な特徴 (ウェアレベリング、ガベージコレクションなど)を紹介する。 また、SSDの登場によって生じた計算機環境の変化、LBA 以外のインターフェイスなど将来の技術動向について述べる。
- 17:10-
懇親会