セミナー
2017年の業界動向 クラウド、フォグの中でHDDが果たす役割とは...
数年前まで、「全てのデータをクラウドに集めて処理する...」という考え方が、広く受け入れられていました。
しかし今やパラダイムシフトが起き、「データの半分弱は、クラウドでなく、フォグ(もしくはエッジ)に集めて処理する...」という考え方に変わりつつあります。
新たなパラダイムの中、HDDはどういった役割を果たしていくのでしょうか?
人が直接コンタクトするストレージの多くはSSDになり、ストレージの主役は、HDDからSSDへと移り変わるのかもしれませんが、HDDは、人が意識しない所(クラウドやフォグの中)で、容量を支える名脇役として、存在感を示していくのではないでしょうか?
2016年、IDEMA Japan(日本HDD協会)は、今後HDDが果たすべき役割を考えて参りました。
2017年は、それを皆さまに発信していく年にしたいと考えております。
1月セミナーはその第一歩と位置付け、ストレージ関連企業のトップやアナリストの方々、エッジコンピューティングのエバンジェリスト、長くHDDの研究開発の第一線で活躍されているオーソリティをお招きし、ご講演頂くこととしました。
2017年の業界動向、企業展望について知り、語り合う貴重な機会になるかと存じます。
奮ってご参加頂き、講演者や出席者同士の情報交換ならびにネットワークの拡大にご活用頂ければ幸いです。
なお、終了後は、恒例の賀詞交歓会を開催いたします。大勢の皆様のご参加をお待ちしております。
- 日 時
- 2017年1月27日(金) 13:00〜17:00(終了後、賀詞交歓会)
- 場 所
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発明会館
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-9-14 地図
<交通>
東京メトロ 銀座線 虎ノ門駅 3番出口/徒歩5分
東京メトロ 日比谷線 神谷町駅 4番出口/徒歩6分
東京メトロ 千代田線 霞が関駅 A13番出口/徒歩10分 - 参加費
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IDEMA会員 一般(非会員) 1月27日(金) 25,000円 50,000円
- 13:00-13:10
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開催挨拶
IDEMA JAPAN 会長
TVエイジア株式会社 執行役員
釘屋文雄 氏
- 13:10-13:50
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Flash Memory Technology for Massive Data Era
~ 激増するデータ世界を支えるフラッシュメモリー技術 ~サンディスク株式会社
代表取締役社長
小池淳義 氏IoTにより日々生成されるデータ発生量は激増し、人工知能によるデータ加工が現実のものになりつつある現在、まさに今後はデータ中心世界になると考えられる。 これらの進歩を支えるべくメモリーストレージ技術の一翼としてのフラッシュメモリーの製造技術の最新の動向と今後の展望について解説する。
- 13:50-14:30
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Dell EMCの適材適所のストレージ
EMCジャパン株式会社
システムズ エンジニアリング本部
プロダクト ソリューション統括部
SAS & SDS ソリューション部
シニア システムズ エンジニア
山原陽一 氏Dell EMCでは、適材適所でストレージを選定するにあたり、アーキテクチャーの重要性を訴えている。 本パートでは、その一端をご紹介させていただく。
- 14:30-15:00
休憩
- 15:00-15:40
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2016年のHDD市場を振り返りながら2017年以降を展望する
株式会社 テクノ・システム・リサーチ
シニアディレクター
馬籠敏夫 氏2010年をピークに世界のHDD市場は年々低下傾向にある。しかし、2020年に向けてクラウドコンピューティングやIoTなどがさらに普及して、DCが拡充、Big Data analytics, Deep learningを支えるデータ容量がさらに増大する。
この増え続けるデータ容量を蓄積するストレージでHDDは当面なくてはならないものである。
"High Capacity HDD"、"High Performance SSD"という棲み分けが生まれているが、2017年以降のHDD市場がどのような市場を形成するのか?を見通してみる。 - 15:40-16:20
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インダストリアルIoTの実現に必須のセンサ計測とエッジコンピューティング
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
シニアテクニカルマーケティングマネージャー
岡田一成 氏インダストリアルIoTの実現には、各種センサを用いたアナログ現象の計測が必須となる。ところが95%の計測データは分析されずに眠っているという調査結果がある。つまりデータのままで、役立つ情報に変換できていないということだ。 本講演では、その原因をわかりやすく説明し、インダストリアルIoTの具現化に必須のセンサ計測のポイントとエッジコンピューティングという概念を事例を交えながら紹介する。
- 16:20-17:00
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HDDの研究・開発におけるいくつかの思い出と信州大学で経験したこと等
信州大学 名誉教授
三浦義正 氏HDD60年の歴史の中で40年余産業の推移に携わることができた。HDDは様々なイノベーションが導入されRAMACから5億倍もの記録密度向上を果たした訳だが、その中で経験したいくつかの技術と最新HDDの関連など、研究の思い出を語ってみたい。その後一教員および経営者として大学に奉職する機会を得たので産学官連携事例などを紹介したい。
- 17:10-
賀詞交歓会